アメリカに居てこんなトピックもどうかと思うが,大学時代ラグビー部に所属していた(決していいプレーヤーではなかったが)僕としては本来なら非常にワクワクする時である.
9/7からフランスで第6回ラグビーワールドカップが開催される.
我が日本代表は圧倒的な強さでアジア予選を通過し,今年も本戦に挑むことになった.
本戦での日本の予選PoolはB.
Australia(2)
Wales(8)
Fiji(12)
Canada(13)
の4チームと総当りし,上位2チームが勝ち上がる.
()内の数字はInternational Rugby Board(IRB; 国際ラグビー評議会)の本年度のRankingであり,日本はこのPoolでは最下位の18位だ.
厳しい組み合わせだと思われるが,本戦では毎年同様の状態であり,予選敗退が続いている...
しかし!
今年は結構いけるんじゃないかと密かに期待しているのは僕だけではないはずだ.
今年の1月,John Kirwan(ジョン・カーワン)が監督に就任した.
それ誰?と言われそうだが,彼はNew Zealand(NZ)代表,All Blacksの伝説的プレーヤーだ.
19.6歳でNZ代表入り.第1回W杯の開幕戦で90m独走トライをやってのけ,同大会でトライ王に輝いた.
その後も数々の輝かしい実績を積み上げた後,1997年から3シーズンは日本(NECグリーンロケッツ)でプレーした.
今回の監督就任は以前日本でプレーしていたからだろうが,彼には十分期待できると思う.
実際2002年にイタリア代表の監督に就任したが,その時もW杯でカナダ,トンガを破っている.
そして監督だけでなく,代表には大畑大介も選出されている.
彼は今年はじめにアキレス腱を負傷し,代表入りが懸念されたが,そのアキレス腱だけでなく以前から調子の悪かった右肩も治療克服して代表入りした.
日本代表が世界的に活躍できないのは,予想がつくであろうが体格差だ.オーストラリア,ニュージーランド,南アフリカなど世界の強豪には体格,パワーではどうしても勝てないため,日本はスピードを活かしたプレースタイルを続けている.そのスピードの象徴こそが大畑大介であり日本代表の鍵となることは言うまでもない.
ラグビーはアメフトとはプレー,ルールだけでなくスポーツマンシップ,精神が全く違う.
プレイヤーは15人で球技スポーツの中で最多人数.
今でこそ戦術交代が出来るようになったが,僕が大学でプレーしていた頃は怪我での退場以外,選手交代も出来なかった.
さらにオーストラリア,ニュージーランドなどにはプロリーグもあるが,一旦プロリーグに参加した選手はW杯には出場できないアマチュア精神がモットーのスポーツである.
そんな男らしさに惹かれプレーを続けている日本代表,いや世界各国代表のプレーを今大会も目に焼き付けたいが,アメリカでテレビ放送されることは期待できないであろう.ちなみにUSAのIRBランクは15位で,今大会,Pool Aでイングランドや南アフリカと同じ組だ.
ラグビーというスポーツにこんな言葉がある.
“
A sharp tackle is superior to a try”
−鋭いタックルはトライにも優る
トライを取ることもことは当然素晴らしいが,それよりも鋭いタックルで相手のプレーを止め,相手の精神を砕くことこそがラグビーの真髄であり,タックルマンこそが真のラガーマンである.
ラグビーは漢字で‘闘球’.
男達の闘いが間もなく始まる...
Rugby World Cup 2007
http://www.rugbyworldcup.com/